【書評】スマホ人生戦略(お金、教養、フォロワー35の行動スキル)著者:堀江貴文
恥ずかしながら、この記事を書く時点では、私はまだガラケー携帯を使っています。
この本を読んだのは、来月からスマホに変えるので、スマホで何が出来るのかを知りたいと思い読んでみました。
この本は、最もスマホを使い倒していると思える堀江貴文さんが書いたスマホの本なので、スマホを知るには一番良いと判断したのです。
ご承知と思いますが、堀江さんは自宅を持たず、ホテル暮らしをしています。
そして、情報取集、本の執筆、ビジネスの展開とインプットからアウトプットまで、全ての業務をスマホ1個で処理しているとの事です。
どうすれば、そこまで使いこなせるのか?
自分もスマホをそこまで使えれば、もっと時間を有効に使ってビジネス展開まで行きつく事が出来るのか?
スマホの可能性を知りたい事も有りますが、一番はスマホのポテンシャルを生かし、どう具体的にビジネスに生かせられるのか?
興味の核心はそこに有り、そこを注視しこの本を読んでみました。
読んだ結果として、スマホを使いこなせれば何でも出来るな!・・・という印象を持ちました。
スマホを持てば、音楽・映像を楽しめ、人と繋がり、最新情報を取込めて、自分を発信出来る一人出版社にもなれるし、かつビジネスも展開できる。
しかも、その多様なアクションを「何時でも、何処でもこの小さな機器1個で出来る」という便利さです。
スマホは、人類が便利さを追い求めて来たほぼ全ての機能が網羅されている最新のツールであり、しかも、今この瞬間も、新たな機能を生み出そうと力が結集されている。
正に、人類の英知が結集された機器という印象です。
ただ、この便利さの裏側を考えると、分断という危険がある事が見えて来ます。
それは、このツールを使いこなせない人達の難民化という問題です。
このツールを使えない人達は、必要な情報へアクセスが出来ないインターネット難民となり、大きな損失を被る事となります。
そして、時代の変化から取り残され、社会的弱者化してしまう恐れが有ります。
そういう危険を感じるのです。
危険という意味では、「スマホを使っているから問題ない」と思っている人にも危険が潜んでいるとおもいます。
それは「スマホの機能を使えていない」又は「スマホの機能を使う事を敬遠している」という事で、気付かぬ内に取り残されている状態になる。
いわゆる「宝の持ち腐れ」状態で、そこにはスマホがない状態と同じ危険があるという事です。
そういう自覚が多少なりともある人は、一度この本を読んで、スマホの利用価値を見直しする事をお勧めいたします。
色々な機器を使い分ける事は、時間の無駄使いを生む温床となると思います。
時間を短縮するという事は、人生を長く生きる事と同義語と私は考えています。
もしスマホ利用で機器の統一が出来、時間の無駄発生を解消してくれるなら、やはり機器の統一にチャレンジすべき…と私は考えます。
ただ、スマホを生かすには「スマホを使いこなせれば」という必要な前提条件が有る!・・・その事に注視しなくてはならないと考えます。
この前提条件をクリアしてこそ、スマホの持つ貴重なポテンシャルを引出せ、ビジネス展開へと繋げられるようになるのだと思います。
この本には、スマホを使いこなす為の考え方のドア(扉)が沢山用意されています。
ただ、その実践への適応は読者に委ねられています。
そこは、読者の自助努力が必要となります。
それを生かすも、殺すも自分次第という事です。
生かす為には、まず各機能を使ってみる事から始めるしかないと私は考えています。
つまり、読者に踏み込む行動力が、求められています。
まずチャレンジし、壁にぶつかり、その壁をどうクリアするか考えて再度チャレンジする。
誰もがその過程を踏んでこそ、スマホを戦う武器とする事が出来る道に繋がると思います。
スマホを手に入れる前に、この本を読んでおいてよかった!
そう言える自分になる様、私はスマホの機能を取込むチャレンジをして、物にして行こうと考えています。
本の内容を身に付けたいと思っても、多分簡単にはいかない!
でも本を書いた著者も、多くの時間を割いて身に付けてきた事。
その実践力を身に付けるのは、簡単にはいかないのは当然。
そう考えて、何事も実践し、壁を感じ、その壁を突き破る事で身に付ける。
その過程を踏む事は、必要な事なのだと、私は覚悟しています。
でもその見返りとして、必ずや行動の機動性や多角性を生んでくれる。
携帯には、その力が有る。・・・私はそう感じています。
2021年8月15日記
本の明細
著書名:スマホ人生戦略 お金・教養・フォロワー35の行動スキル
著者名:堀江貴文
発行所:㈱学研プラス
第1刷発行日:2020年5月12日
定価:1400円+税