【書評】生成AI 社会を激変させるAIの創造力 著者:白辺陽
生成AIを使用した私の実感としては、「自分の事を支えてくれる優秀な秘書とスタッフを”無料”で抱えた事に成るな!」。
…それが使い始めた私の印象です。
と言っても、単にBINGのAIチャットを使い始めただけですが。でも、使い始めての印象は、「何これ?すごく便利!」「一度使ったら、もう戻れない!」…と、ちょっと興奮しました。
今までの検索では、検索ワードを決め検索実行後も、自分の答えを探すのに「どのサイトから見れば良いのか?」と迷い、サイトのメモを読みながらどのサイトから読み始めるかを決めてサイトを開き、サイトを開いてからスクロールして答えがありそうか確認、ダメであれば次の候補へ進み同じ事を繰り返す。正に”検索に膨大な時間を取られていた印象が有ります。
それが、「質問したら、その答えをAIチャットがダイレクトに返してくれる」。正に自分の指示に答えてくれる「自分だけの優秀な秘書と優秀なスタッフを持てた!」。…これって”凄くない!”「NETが新しい時代を迎えている!」と正直思いました。
単に検索でもその衝撃を感じたその上に、新しい創造(生成)が可能で有り、新しい「文章を、画像を、動画を、プログラミング」を専門の言葉を使う事なく、普通の会話の様に質問する事で、素人が作りだせる。
新たな革命みたいな手法が呈示された!…正にそんな感覚を味わいました。
でも、この生成AIを使いながら、又、新たな戦争の種が生まれて来たんだな!…と強く感じました。今のGAFAMが変わるのか?GAFAMに新たな頭文字が追加されるのか?、新たな争いの幕開けだな!…そう感じています。
生成AIの台頭は、検索した際に現れる該当する検索サイト一覧画面の重要度を大幅に下げ、今までの検索順位(SEO )を重要視する世界は、その価値を無くして行くものと考えられます。当然NET広告の形は、今までの形を変えざるを得ない事は明白だと感じています。そして、莫大な広告マネーが投下されているNET広告業界の大変動が起こるのではないかと予測されます。
でも、この新たな変革の種は、旧世界で覇権を握っている者には大きなリスクではあるが、遅れを取っていた者たちや新規参入者にとっては大きなビジネスチャンスだと思います。
NETの世界で覇権を握れなかった日本。
新たな競争の幕開けに、日本が乗り遅れない事を強く望みたいと思います。
この本では、生成AIがもたらす未来の姿を予測しています。
「生成AIにより影響を受ける業種はどんな業種か?そしてその脅威の内容とは?」、「生成AI にはどんな可能性があるのか?」、「生成AIがもたらすであろう未来の社会の姿」などが予測されています。
生成AIをビジネスチャンスに出来るのか、それとも災いのタネとしてしまうのか?
それは、生成AIが作りだすであろう世界を、正確に予測できるかどうか?そして、その予測に対し、適切な動きを取れるかどうか?初動の早さが勝負所と思います。
是非とも味方に出来る様に、なるべく早くこの生成AIの全体像を把握し、武器として使いこなせるようになりましょう!
そして、一歩先んじて他の人をリード出来る自分に成りましょう。
その意味でこの本は、生成AIの全体像をまず知りたいと思う方には、”おススメ”出来る本と感じました。
皆様、お元気でしょうか?
充実した生活を送っておられますか?
私は、このブログを中心とした生活を既に2年半続けて来ているので、”マンネリ感”が生まれて来たのかも知れないのですが、正直な所、何か手詰まり感があり、少し生活を変えてみたい気持ちが出てきています。
そこで、改めて「変わりたいとしても、どう変わりたいの?」と、自分に問いかけてみました。
すると、ウッ?…と詰まってしまいました。「どう変わりたいのか?」が見えて来ないのです。
そこで、原因として『「手段の目的化」などで、やるべき目的を見失っているのかも?』などとか考えてみましたが、そういう問題ではない気がすると同時に、どうも問題はもっと感覚的な所にある気がしました。
そこで、自分の気持ち・気分に焦点を置き換えて考えた結果、原因に繋がると思える二つの気分が有る事に気付きました。
①気持ちを発散する機会がなく、気分転換が出来ていない気がする。
②他人と話し合う機会が極端に少なくなって、他からのリアクションがほとんどなく、物足りなく、1人の世界で生きている感じがする。
この二つの感覚が生じる問題で思い当たる事は一つで、「コロナから始まった人との接触を控える生活」に大きな原因があるのかもしれないという事に気付きました。
コロナ問題が起きた事で、家族との生活はいつもとあまり変わらりませんが、例えば旅行をしない、友達と会わない、外の人との会話を出来るだけ避けるなど、いつしか「外界との接触を断つクセが付いて」しまったのではないか?と思い至ったのです。
つまり「外になるべく出掛けない、外での人との接触を避ける」という事で、気分転換や思考転換を計れない事が原因となり、”うつうつ”とした気分に陥ったのだ。という事です。
そこで、まだまだコロナは気が抜けない所が有りますが、「行動する自分を少しずつ取り戻していこう!」と今は考えています。
ただ、そんな単純な事なのか?…と考えるもう一人の自分もいるので、「なぜ変わりたいのか?、どうしたら変われるのか?」と改めて自分に問い掛け、もう一歩「変わるには?」という事をテーマにして、考えを深掘りをしたいと思っています。
何か新たな気付きを得られたら、又、ブログで報告をしたいと考えております。
2023年6月25日記
本の明細
著書名:生成AI 社会を激変させるAIの創造力
著者名:白辺陽
発行所:SBクリエイティヴ株式会社
第1刷発行日:2023年6月8日
定価:1700円+税