【書評】フリーランスがずっと安定して稼ぎ続ける47の方法 著者:山田竜也

「稼ぐ力」って、人にとって「本当に大切な事」なのではないか?

というのが、最近、私の中に芽生え始めている「問い」です。

そんなの常識じゃない?、今更なに言ってるの?
…と皆様にはあきれ返えられるかと思いますが、でもそれが今、私の中では一番”旬”なテーマになっています。

企業という組織に属されている多くのサラリーマンの方々は、月額何十万という給与を会社から頂いても、その価値を痛感している人は意外と少ないのでないかと感じています。少なくとも私のサラリーマン人生の中では、給与の価値や重さを考える事はありませんでした。そして、むしろ給与については「足りないな~」「もっと貰いたいな~」と、そんな事をいつも思っていた気がします。

でも、年金生活に入り、もっと活動的な暮しを送りたいという気持ちが大きくなった時、「自分の力で稼いで補填出来ないか」と方法を考え、試してもみましたが、たとえ1円で有っても「稼ぐのは難しい」…と痛感させられてしまいました。そして、改めてサラリーマン人生というのは恵まれた環境であって、「実力の何倍、いや何十倍の給与を得ていたんだな~!…と実感しました。

その経験から、自分一人の力で、「稼ぎを得る」という事は、誰にも出来る事ではない!、フリーランスで生計維持している人は”スゴイ!”。…と感じました。

でも、実はこの”すごい”という感覚が問題で、その感覚のせいで「自分には出来ないかも」という思い込みが生まれ、挑戦することなく尻込みしてしまうのです。だから大多数の人は、本来身に付けるべき「稼ぐ力」を身に付ける前に、自ら思考停止し離脱してしまう事に成るのだと思います。

こう書いている私自身が、自分の力で「稼ぎを得よう」と調査を始めた段階で、結構ハードルが高い事を思い知り、そこで先に進む事を諦めてしまっている過去があるので、恥ずかしい限りです。

話は変わりますが、今まさに進行中の「ロシアVSウクライナ」の戦争は、「予測なしにリスクはやって来る」という事を教えてくれています。そして、その時に頼りに成るのは、「自分の意志」の強さであり、先読みし準備された「自分のスキル」である事を、示唆しています。

私達は、「訪れるリスクに対し準備を怠ってはいけない」という教訓が、この事件にあると思います。
生き続けるには衣食住を満たす事が”マストの要件”です。だからこそ、それを脅かす厳しい環境に置かれた時でも、人に頼らずとも、自分で「稼げる力」を持つ事は、人生のリスク管理にとって、とても大切な必要要件だと考えられます。

それに、精神の不安定さを生む「金銭への不安」を払いのけたい人や、「今よりもレベルアップした生活」を送りたいと思う人には、「稼ぐ力」という経済力の裏付けを持つ事が大切なのだ、と考えています。その意味で、自分で「稼せげる力」を持つ事は”マストの要件”というのが現実だと思います。

現代は、目まぐるしく変化する環境下にあります。そして、環境の変化は=リスクとなります。だからこそ、「稼ぐ力」という才能は自分にはない!と簡単に諦めてはいけない。自分の力で”稼げる”方法を捻出出来る様になってこそ、生き延びる事、生活の豊かな質を求める事、そして安心・安全を支える事が出来るのだと思います。

この事件から導かれる教訓は、「リスクは突然訪れるという事」です。だからこの事件を自分には関係ない、と「他山の石」として見るのではなく、生活を送くる上で、経済リスクも戦争のリスクと同様に何時訪れてもおかしく無い物と考え、「稼ぐ力」を育て、リスクに対し準備をするべきと考えます。

生活に訪れる経済リスク管理の為には、自分で”稼ぐ力”を持つ事が人生の大きな安全保障に成る。そして、その力を得るには、フリーランスになれる力を持つのが近道。…と感じています。

この本を読みながら、そんな感想を抱きました。

「フリーランス」=「自分の力で仕事を創造し、自分の力でその経営を維持できる人」とも言えます。
フリーランスになるには、企業経営者としての力、従業員として実務を行える力「オールマイティ」な力が求められる。…とこの本は教えてくれています。

この本を読めば、フリーランスになる為には、どんな知識と能力を持たなければいけないかが、見えて来ます。
自力で生活を組み立てられる知識と稼ぐ力を持ちたいと願う人には、一読をおススメしたい本と思いました。

・・・どうも今回は、書評と言うより、脱線して自分の主張のような事を書いてしまいましたが、「稼ぐ力」を持つ事は人生を最適化させるために必要な道具だと、私は考えています。そして、フリーランスになる道を説明しているこの本はこの「稼ぐ力」を身に付けたいと考えている人にとって、大いに参考に成る本だと感じました。

*「稼ぐ力」については、又、違う形で皆様にご報告したいと考えています。

新年を迎えたと思ったらもう1月20日。
本当に、月日の過ぎるのが、早く感じます。…年齢のせいかも知れませんが…。
「光陰矢の如し」で少し焦りを感じてしまいます。

唐突ですが、ごめんなさい!
前回の投稿は1月10日でしたが、正月ボケのせいかツイートするのを忘れてしまいました。
改めて、皆様へご挨拶をさせて頂きます。
新年おめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。

前号でもご案内致しましたが、今年の投稿は、基本月3回(10日、20日、30日)の”ゆるり”投稿としました。
何故”ゆるり”なのかと言うと、せわしない投稿を続けると、深く思考したり、検証したりする時間を奪われてしまうからです。
なにせ悲しいことに、私は”遅考”なので…。

こんな私なのであまり期待せず、でも気が向いたら本ブログをチェックしてみて下さい。

とにかく、自分の”想い”を育てその実現に邁進する人へ、少しでも後押し出来る記事を目指しています。
気負わず、でも参考に成る投稿記事が出来るよう頑張りますので、重ねて今年も宜しくお願い致します。

2023年1月20日記

本の明細
著書名:フリーランスがずっと安定して稼ぎ続ける47の方法 
著者名:山田竜也
発行所:㈱日本実業出版社
第1刷発行日:2018年2月1日
定価:1500円+税

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