【気になった情報】ラクスル㈱松本社長の言葉「人の限界は、能力で決まるのでなく想像力で決まる」に思う事。

今回は、TV東京のビジネス番組「カンブリア宮殿」視聴から気になったラクスル株式会社松本社長の言葉、「人の限界は、能力で決まるのでなく想像力で決まる」について考えてみました。
尚、本番組で今回取り上げられましたラクスル株式会社は、印刷の新しい発注の仕組み作りを目的として設立された会社です。

本テレビ番組を視聴された方は、多いと思いますが、念のためラクスル株式会社松本社長が、印刷の新サービスを立ち上げた考えについてご説明します。

松本社長は、本事業を始める前にコンサルティング会社に勤めていた経験が有り、その際に世の中は想像以上にアナログで非効率が多い中で回っている事に気付いたそうです。

インターネットとともに育った社長は、インターネットを既存産業に持ち込み、新たな商習慣を作り出すことで、世の中はもっと便利になり、生産性はもっと向上すると確信したそうです。その想いが、現在のビジョン「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」につながっているそうです。

印刷業界に目を付けた理由は、コンサルティング会社勤務時、依頼主のコスト削減案を求められ企業のコストを調べてみると、最もムダが多かったのが印刷だったそうです。その時、印刷業界そのものが非効率な事に気が付いたそうです。そこで、最も非効率と感じた印刷業界にインターネットの仕組を持ちこみ、ラクスル株式会社を起業したとのことです。

新たな印刷業界の仕組みとは、印刷会社の遊休資産を活用するシェアリングエコノミーの仕組です。

従来の印刷業界は、ピラミッド型をしており、最上位の2社の大印刷会社が一括して受注して、そこから3万あるという下請け、孫請けの印刷会社に振り分けられる形をとっていたそうです。その事により下請けの会社は、仕事のムラが発生し機械の空き時間が出てしまう非効率な経営になっていたとのことです。

そこで、ラクスルは、インターネットにサイトを作り、お客様からラクスルが直接注文を取り、提携する100の印刷会社の中から機械の空き状況や印刷の内容に応じ、仕事を振り分ける仕組みを作ったとのことです。
内容的には、なんと注文の次の日納入可能、それも1枚からの印刷から注文を受け付けられる仕組みだそうです。

結果、注文する人も、間に立つラクスルも、そして印刷物を作る印刷会社も含め、三方ともWinWinな関係となる仕組み作りとなっています。

ラクスル㈱の説明が長くなってしまいましたので、「人の限界は、能力で決まるのでなく想像力で決まる」に対する思考の本題に戻ります。

松本社長がこの考えを持つに到る経緯は、慶応大学時代にサークルの仲間と企画した日・中・韓の学生を集めて、新たなビジネスのアイディアを競うビジネスコンテストを開催したことにあるとの事です。

イベントを推進するために話をした相手からは、「危ないからやめた方が良いよ」とか「お金が集まらない」とかいろいろな理由で、”やらない理由”を教えてもらったけれども、なんとか1年後に100人以上の規模でイベントを開催でき、大成功したとの事です。

その時、「想像できる事は実現できるのだな」という経験をし、じゃあ「色んな事を想像出来るように成ったら、色んな事を変えられるんじゃないか?」、「ゼロからイチが生み出せるんじゃないか?」と考え、結果→「人の限界は、能力で決まるのでなく想像力で決まる」と思い到ったそうです。そして、それが起業家の原点となったそうです。

この事は、昨年10月に「気になる情報」で投稿させて頂いた「和紙アーチスト堀木エリ子さん」も同じような事を言ってます。その内容は以下の通りです。

*「人間の頭で発想出来る事は、必ず人間の頭で解決出来る」

創造的アイデアを事業化してきた二人が、同じ様なことをいっている。信憑性が高いと感じられますよね!

ただ、堀木さんにしろ松本社長さんにしろ、アイデアを実現してきたからこそ、自信が生まれこの心境に辿り着いたのだろうと思います。まだ何の実績も持たない人は、この心境を持つことはできません。でも心境を持てなくても指針として方向を見定め、行動を始める事は出来ます。

これから以下の言葉は、「私が私自身に言い聞かせる言葉」として読んで下さい。

想像力を解き放ちましょう!「自分はこういう人間だから、無理!」と、自分をネガティブに決めつけると、自分で自分に制限をかけてしまい、アイデアも変化も生まれません。自分が自分の心に掛けた鎖やブレーキを外し、自由に想像力を解放させましょう。

ただ、想像力を解放と言われても「どう考えれば良いのか?が分からない」という人には、自分の理想を思い描くことから始めるのが良いと思います。自分は「どんな生活を送りたいのか?」と楽しい事や素敵な事、そして理想に思いを巡らせば、想像力が勝手に動き始めると思います。

それに、理想を描ければ、現実とのギャップを見る事で、やるべき事も必然的に見えて来ます。

小さなことでも良いので、自ら企画し、新しい事に粘り強くチャレンジし、やりたい事で実績を上げて自信を育て、「人の限界は、能力で決まるのでなく想像力で決まる」の心境に辿り着きましょう。

そして、人生をより彩りのある楽しい物にしていきましょう。

ブログ生活も約1年半となりました。
しかし、残念ながら、中々自分の人生に変化が訪れないな~と。
ちょっと悲しく感じています。
ただ、前回書評で取り上げた企画術の本を読み、変化への突破口は「企画する」に有るのではないか?と感じています。

しかし、企画というのは、問題という解決すべきテーマが有り、それを解決する為の手段です。
手段という事は、目的ではないという事。
目的は、テーマの解決。
つまり、テーマが有ればこそ「企画する」が生まれるてくる。
『現在の課題は、解決すべきテーマを持つ事だな。
その為には、自分のテーマは何かを改めて見据える事が必要だ!』

自分は何をやりたいのか?何を”カタチ”にしたいのか?
そこを改めて見つめ直し、まずは自分のテーマを”見える化”する。
そこから、そのテーマを解決するための「企画案」を作り、実行する。
そうする事で変化を、自分の企画で手繰り寄せる!
そういうステップを踏む事が求められている。

企画の本を読み終えてから、そんな事を考えています。

2022年6月22日記

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