【気になった情報】12歳で気象予報士試験に合格した島田勇吾君のアウトプット勉強法
今回は、TV東京番組「レべチな人、見つけた」より気になった情報の紹介です。
小学生で気象予報士の試験に合格した人は、テレビ番組からの情報によると、島田君が二人目だそうです。いわゆる天才と言っても良いかと思います。
気象予報士試験と言うと、受験生の約5%程度しか合格しない超難関の試験と聞いております。良く12歳の小学生が合格したな~と感心しました。でも多くの人は、「天才だからでしょ!普通の人にはとても無理!」と諦め顔で、一言でそう評価してしまう人が多いのかと思います。普通だと私もそう思ったかもしれません。
「天才だから出来た事!もともと参考に成らない!」そう評価する気持ちは分かります。何故ならば、多くのTV番組で天才達を取上げているのを見ましたが、常人では真似の出来そうにない驚異的な能力を見る事が多いので、とても参考に出来ないという気持ちで見てしまう事が私も多かったと思います。
でも、今回の島田君の採用している方法は、普通の小学生で有れば確かに難しいかも知れませんが、もっと大人であれば十分やる事の出来る勉強法だと思われたので、取上げてみました。
その方法は、アウトプットする事で学びを深める勉強法です。
「アウトプットが、勉強する上では大切だ!」と多くの人が言っていますから目新しい事では有りません。でもその方法が独自で面白く、発想が豊かだな~と感じさせてくれます。
今回、紹介する島田君が生み出したアウトプット勉強法の例は三つです。
①「先生に成りきる勉強法」
学校の授業で先生が教える様に、自分が先生になり授業をします。そこでユニークなのが、生徒は”四匹の動物のぬいぐるみ”である所です。テーブルに四匹のぬいぐるみを自分に正対する様に置き、白板を用意し、白板に書きながら、授業をする方式です。
この事を島田君曰く「ホワイトボードに書いて、人形に教えて、自分でアウトプットする事で覚えた。」と言っております。
確かに、私はブログに投稿する事でアウトプットをしていますが、学ぶ時点ですでにアウトプットする前提で学んでいるので、「疑問があればその場で納得のいくまで調べる」、「この内容はどんな伝え方をしようかな?とアウトプットする際を想定し」インプットし学ぶので、知識量と理解の深さが増したと思います。ちなみに、放映された島田君の授業内容は「ブライアスコア=降水確率の予報についての授業」でした。
②「オリジナル試験問題を作って勉強法」
更に自分で気象予報士のオリジナルな問題を作成する。ちなみに作成した問題の名称は「2021年1月第一回勇吾気象予報士試験実技1問題用紙と回答用紙」です。問題を作る意図を島田君は次のように言ってます。
島田君曰く「何故かと言うと、いつも解いているだけじゃなくて、作る側の視点から見た時に、発見とか、ここを問題に出しそうだなとかが分かったり、白板・ぬいぐるみの授業の様に、得た知識をアウトプットして更に身に付けたりできるのですごく良い。」。
*作る側の視点に立つという発想が凄いですね。問題を作る為には、問題を作る側が何を意図して問題を作るのかを想像する事になるから、確かに問題への理解が深まりそうですね。
③「気象解説と気象リポーターのシュミレーションによる勉強法」
お風呂に入りながら、自分がテレビに出演している事を仮定し、本日の気象を気象解説者と現場リポーターの一人二役となり、コメントしていくシミュレーションを行い、いつでも本格実践可能な自分を作っていく「実践化力を付ける」勉強法です。
*学びを深めるだけでなく、いつでも実践出来る様に練習するという発想、そしてその練習方法の開発と実践練習化。仕事のツボを踏まえた発想と行動力に、正直舌を巻きました。
*上記の「知識の実践化」については、朝日新聞夕刊の「一語一会」というコラムに、「学問するという事は、何かを出来る様になるということ」という主題でNHK英語講座講師の大西泰人さんの話が載っておりましたので、ご紹介します。本コラムの言いたい内容としては「知識は、知識として知っているだけでなく、能力として出来る様になってこそ、学問が役に立つ」と伝えたいのだと理解しました。つまり「知ると出来るとでは大きな差」があり、出来てこそ知識が価値を生み出すという事です。この若さでその事を理解し実践出来ているのが、本当にスゴイ!
私もアウトプットをする為に、インプットをする生活を送っているので、アウトプットの大切さを実感しています。でも、島田君の様なアイディアは思いつきませんでした。
読者の皆様はどの様に勉強して、学びを深め、学びを生かそうと考えていますか?この島田君の例を生かして、自分の学びたいことに向いた方法、これなら効果が有りそうと思える自分なりの方法、を編み出してみませんか?
少なくともアウトプットの場を作り、アウトプットから逆算したインプット学習をすると学びは深くなり進化する。…と私は確信しています。
それと、「知識を実践の場で使用する」は、私の最近のテーマになっています。昨年実質的にブログを連続で書き始めてから36冊の本を読んできました。確かに色々と学ぶ事が有り、1冊からの学びを書き留めて来ましたが、「生活の中や、会話の中でどう生かせているのだろうか?」という疑問を最近感じ始め、意識的に実践の場でどう使えるか?役立てられるか?実際にトライしてみたいと考えて始めています。
大切な時間とお金を投資し覚えた知識も、使わなければ忘れ、せっかく投資した時間も単なる無駄使いとなり、自分の進化に寄与する事は有りません。確かに実践するには現実の生活の場でその最適なシチュエーションが有ってこそ、実践する事が出来ますが、なかなか現実の生活の中では、その機会に遭遇する機会に恵まれません。
この知識の実践化に勇吾君が編み出した実践練習法は、一つのヒントを与えてくれています。「機会が無ければ、機会を作れ!」という示唆です。このヒントを生かすには、少々時間が必要となります。
「知識の実践化」というテーマに、私の好奇心がくすぐられています。このテーマでまとまった思考が出来ましたら、本ブログに報告をしたいと考えております。
奥さんの骨折入院と、ブログソフトのシステム障害が重なり、すっかり投稿ペースが乱れてしまいました。
ペースの乱れは心の乱れから発生していると考えられます。
何とか早く心の復旧をして、掲げた目標に向け再発進出来るよう、リズム作りに鋭意努力中です。
2022年2月6日記