【書評】誰でも出来るのに9割の人が気付いていない、お金の生み出し方 著者:今井孝

人生を送る上で、金銭は常に悩まされる「大きな問題因子」です。そして人は、基本的に金銭なしで生きていく事は出来ません。
だから、お金を「稼ぐ力」を持つ事は、「個人の安全保障を考える時、欠かすことが出来ない必須事項」である。…と私は捉えています。

だからと言って、「稼げる力=完璧な安全保障」とまでは言えませんが、少なくとも、行動を決断する上で「いつでも稼げる」という自信を持つ事は、不安を最小限に押さえてくれ、先に進む決断を促してくれる大きな力となる。…と私は考えています。

ただ問題は、「いつでも稼げる」という自信は「”稼ぐ”成功体験を積み重ねてこそ」生まれる物であって、何も始めた事の無い人や、始めても稼げていない実質上の成功体験がない人には、ノウハウがないから「自信が生まれようがない!」というのが現実です。

だから、初めて行動しようとする人は、まず始める段階で不安に襲われ、「始める事に躊躇」してしまいます。そして多くの人が、この「行動を始められない」事に迷い悩まされるのだと思います。

問題の核心は、初めて始める人は「誰しもが自信がない状態から始めなくてはいけない」所に有ります。当然、自信が無いから、色々と準備してきても、イザやろうとした時に「上手く稼げないのではないか?」という不安が生じ、そこに迷いが入り込む事で、「始められない」という壁になる。

運よく始められたとしても、自信がないから集中力が発揮できず、儲ける為の壁となる。残念ながら、この壁を突破できず稼ぐ事が出来ていない人が大多数というのが、この世の中の実態だと思います。

と言っても、同じスタートラインに立ちながらも「始められる人と始められない人」、「稼げる人と稼げない人」という二種類の方向へ分かれて行きます。

何が原因で、その二種の人間に分かれてしまうのでしょうか?
始められ、稼ぐ事が出来る人間になるには、どんな秘密があるのでしょうか?

多くの人が成功者側に立ちたいと思い、そこに向けて準備をして来たつもりだが、何故か乗り越えられない壁を感じて先に進めない!。何とか始められても、まるで稼げる気がしない!…とそこで諦め脱落してしまいます。

この本は、色々と準備して来たにも関わらず、この「始められない!」「始めたが稼げられない!」という壁を突き破れない人の為に書かれた本と解釈しました。

ゼロから始めてお金を生み出せるようになる為には、(起業したい人を支援して20年以上たった)著者だからこそ見えて来た「急所」が有るとの事です。

『何故か上手く行かない!人が抱える「お金の急所」』に対する著者の回答は、以下の通りです。

ゼロから始めてお金を生み出せるようになる為の急所。それは「稼げていない人はお金を受け取れない」…という事だそうです。

…?。どういう意味?と少し理解に苦しみましたが、以下の内容と受け止めました。

その内容とは、今の自分のままでは「自分の仕事のスキルや与える価値に不安を感じる」、「こんな自分がお金をもらっても良いのか?」と、お金をもらう事に内心抵抗感を感じており、自分の仕事力に納得を感じていないから、「自分が与えられる価値はお金を頂くまでの価値が無い=自分の仕事に値付けが出来ない」という感覚が生まれ、結果として「お金を受け取れない」という精神状態に陥る。…とこの言葉の意味を解釈しました。

つまり、「今の自分の力に納得がいっていない!」から、「稼ぐ事に自信が持てない!」し、結果的に「お金を受け取れない!」という精神状況に陥り、稼ぐ事に消極的になり、負け犬的な悪循環に陥って行く状態にある。…ということですね。

上手く稼げていない人の多くは、この最後の壁で躓いている人なのではないか?
と、自分自身の体験から感じています。

何が不足しているのでしょうか?、スキル不足なのでしょうか?経験不足なのでしょうか?

著者曰く、この問題を乗り越える方法は、「ゼロからお金を生み出す時に必要な”お金に関する正しい知識”」を学ぶ事。だと言っています。

「お金を受け取れない」という感覚が生まれる問題は、「人に教えるのだから、沢山の経験と高いスキルが必要」と自分への過剰欲求を持つ事にある。と著者は指摘しています。

著者は、それは「思い込み」であり、稼げる人と稼げない人の差は実はほとんどない。重要なポイントは他に有り、それが『誰でもできるけど9割の人が気付いてない「ゼロからお金を生み出す時に必要なお金の知識」』だ、と説明しています。

大切な事は、意識を変える事にある。『「お金を受け取れない」という感覚から「お金を受け取っても良い」』と自己意識を変える事が大事なのだ。つまり、上手く行かない原因は「自己意識の持ち方に有る」という指摘です。

この自己意識変換の為に役に立つ考えとして「お金を生み出す人が共通して持つ考え方」があるとの事です。それは「自分の提供している物は安い、今の自分にはもっと価値がある」という考えを持つという事。…だそうです。

この感覚を持ててこそ、人は躊躇なく「お金を受け取っても良い」という意識に転換が出来る。…という事ですね。

私は、この本はこの「自己意識の転換を図る為」に書かれた本と受け止めました。

色々と準備をして来たけど、「最後の一歩が踏み出せない。始める事は出来たが上手く稼げない。」というお悩みを持つ方は、一度この本を読み、「お金に関する正しい知識」に触れてみて、自分の稼ぐための意識の持ち方は正しいのか?について考えてみて下さい。

この本を読み私は、「同じ悩みを持つ人達が、この本の内容を吸収し実践に生かせれば、停滞から脱出する事が出来るのではないか?」…と感じつつこの本を読み終わりました。

上記画像は、前回書評に引き続き今回も「生成AI(=BINGのAIチャット検索)の作画生成機能」で作画してみました。
生成AIへの画像作成指示文章の内容は「下から覗き上げる様な角度(45度)から見た自由の女神像を画像生成して。」という内容で指示してみました。

生成された画像の”出来”としては、「自分の希望に近い画像が出来た」と評価しています。

今回使用した「AI画像生成機能」は、「自分の文章に彩りをプラスしたい時や、画像でないと雰囲気が伝わらない」という時に、大いに助かるアシスト機能と感じています。

ただ、生成AI画像作成機能を使用してみた印象から言えば、現段階では中々「自分が抱えるイメージを生成するのは難しい」と感じてもいます。

AIにどう伝えれば、自分のイメージが伝わるのか?
生成AI画像の成否は、いかにAIに「問い掛けるか?」が勝負かな?…と感じています。つまり、AIが指示者のイメージを受け取れる「言葉のデザイン」が求められている。…と判断しています。

今はまだ手探り状態ですが、AIが言葉にどう反応するのか「数打てば分かるだろう」というスタンスでトライしています。

何と言っても、画像作成の生産性から考えると”こんな便利な物はない!”し、作画能力の無い私にとっては、正に”ギフト”です。私にとっては今までにない「作画能力」を頂いた事に成るので、”新たな表現の世界”が広がっている。…と感じています。

恐らく、まだ始まったばかりの技術なので、AI画像生成もソフトの更新で、使い易く、より便利な機能が追加されると思います。

いかがですか?

もし、まだ使っていないという事なら、「是非とも試して欲しい!」な…。

私は、「生成AI」に夢中になりそうです。

2023年9月14日記

本の明細
著書名:誰でも出来るのに9割の人が気付いていない、お金の生み出し方
著者名:今井孝
発行所:㈱幻冬舎
第1刷発行日:2022年6月20日
定価:1500円+税

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