【書評】小説家になって億を稼ごう 著者:松岡圭祐

小説を書いてみたい!
出来れば、小説家になりたい!

皆様は、そんな希望を持った事が有りませんか?
自分が書いた小説で人が楽しんでくれる。感動してくれる。
エンターテイメントの仕事は、人生には色々な生き方があり、自分次第でもっと面白くも豊かにもなれる。そんな夢を見させてくれる素敵な仕事ですよね!
でも、残念ながら

私に小説なんて書けるのかな?
本当の所、どうすれば小説って書けるの?

そんな問いが自分の中に芽生え、自己問答をしている内にやはり「小説書き」なんて私には無理!、まして小説家なんて「高値の花」「夢の中の夢」…と自分に烙印を押し、想いを断念する人が大半なのではないでしょうか?

私の中にも、小説を書いてみたいと思う自分が、ときおり出てきます。
でも、「物語を作る才能はないからな~。」…と書く前に自分自身の力を決めつけて、その”想い”はずっと実現する事が有りませんでした。

もしあなたもそう感じている人ならば、”あなた”に朗報が有ります。

その朗報とは、この本の事です。
この本の著者である松岡圭祐さんは、あの”綾瀬はるか”さんが主演した映画「万能鑑定士Q」の原作者さんで、ご存じの方も多いと思います。

この本で、松岡さんは「ここまで、小説を作るノウハウを公開しても良いの?」と思うほど、惜しげもなく小説作成の「想造」の手順を公開しているのです。「なるほど、そう作るのか!」これは、是非一度トライしてみたい。…そう、思わせてくれました。

でも、なぜ松岡圭祐さんは自分のライバルを増やす様な事、この自分の小説作りのノウハウを含め、小説家になる為の道のりを懇切丁寧に語ったのでしょうか?。”あとがき”を担当したライターの吉田大助さんの説明によると、その理由の背景には、縮小する小説界への危機意識があるようです。小説界を盛り返すには、プレイヤー(書き手)を増やすしかない!という考え方です。

私的には、「億万長者にしてくれた小説界への恩返しではないか?」とも感じました。…いずれにしろ、何としても小説界を盛り上げたいという、この本に賭ける松岡圭祐さんの意気込みと本気度が伝わってきました。

この本について、ライター吉田大助さん曰く「この本は小説家になる為の”最強の指南書”」。という表現をしています。

もし私が後日、小説を発表する事があれば、この本に啓発された物と考えて下さい。

いかがでしたか?
もし、あなたが過去に一度でも小説を書きたい!でも、諦めてしまった!という経験をお持ちでしたら、そして、これから小説を書いてみたい!と思っている人にも、是非、読んでもらいたいと思います。

それに、小説を書く事ではなくても、「想造」するという「新しい未来を描く(創り出す)技術・手法」を持つ事は、人生を華やかで豊かにする手段を手にするという事でもある。…そう、私は思います。

「想造」しましょう!
そして、人生を面白くしましょう!

*上記に出てくる「想造」とは、本書内では「脳内で物語を作り出す方法」を意味しています。

10月に入り「天高く馬肥ゆる秋」を実感する様になりました。
今年の夏の暑さに、かなり体力を削がれたので、私的には”ほっと”一息を付いています。
特に夜が楽になり良く眠れるので、助かっています。

話は変わりますが、最近”テレビを買い替えました。
そこでの発見ですが、最近のリモコンにはUチューブやネットフリックス等の専用ボタンが付いているんですね!
おかげさまで、あまり、視聴していなかった大画面でのUチューブ視聴にはまっています。
テレビ番組よりもUチューブ動画を見る時間がはるかに長くなっています。

でも、Uチューブ動画の危険性にも気づきました。
それは何か?と言いますと、どうも視聴動画に偏向が生まれるという事です。
自分に気持ちのいい動画を選んで見てしまうのです。
TV視聴では、反対意見も自動的に見る事になるのですが、Uチューブ視聴では選別が自由自在なので「自分の納得がいかない内容は視聴しない」。
いつの間にか、そんな風になっているのです。

”ヤバい”!

もし、皆様もUチューブ動画にはまっているならば、要注意事項!として考えてみて下さい。

2022年10月3日記

本の明細
著書名:小説家になって億を稼ごう
著者名:松岡圭祐
発行所:㈱新潮社
第1刷発行日:2021年3月20日
定価:800円+税

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