【日常記事】私が人付き合いで心掛けている一つの事

皆さんこんにちわ。1月以来の久々の日常記事となります。

今回は人間関係に悩める人に対し、一度まとめたいと思っていた「仕事を通じて得た、人付き合いの自分なりのコツ」を、悩み改善の参考になればと思い、日常記事として投稿させていただきます。

実の所、私は人付き合いはあまり得意な方ではではありません。ただ、勤めていた会社で配属された営業という職種を長年務めたせいか、人付き合いで大切な事に一つ気がつきました。これは、私が人付き合いが上手でないからこそ気付いた事なのかもしれません。
そのコツが、

相手の心にアンバランスを作らない

という事です。

この、人に対する対応こそが、私が人と付き合う時に気を配る唯一のポイントであり、心掛けと成っています。

なぜ「相手の心にアンバランスを作らない事」に注意するかと言うと、それは「心がアンバランスになる」という事は「心の状態に負荷(ストレス)が生まれ、重苦しさを抱える」事を意味するからです。

これを、天秤を例にしてたとえてみると、天秤の左右の皿に何の重しも乗っていない時、天秤は「左右の皿が平衡状態=バランスのある状態」にあります。でも、片方の皿に重しが乗せられると、反対側の皿は浮いて、天秤は左右の皿が傾いた状態(バランスを失った状態)となります。心にアンバランスが生まれた状態とは、片方の皿に「ストレスという重し」が乗せられ「天秤の左右の皿が傾いたイメージ」と思い浮かべてください。

私は、この「心の天秤が傾いてバランスを失った=心がストレス状態に陥ち入った」状態の事を、「心がアンバランスになった」…と命名、定義しています。つまり「心がアンバランス」という事は、「心がストレスを抱えて重苦しい状態にある」事を意味しています。

人の心はすごく「バランスを崩し易い」もの、というのが私が長年生きてきて感じた、人の心のあり様に対する印象です。それ故に、この点への気配りが出来る出来ないで、他人からの評価は変わり、ひいては本人の幸せに大きく関わってくる。…そう感じています。

では、人の心にアンバランスが生まれる場面を考えてみましょう。

人は、誰かに何かを依頼された時点又は誰かに何かを依頼した時点で、「心にアンバランスを抱える」

私は、そう感じ取っています。

依頼を受けた人は、その仕事を処理又は解決しなければいけないという「未解決の事案」を抱え、それを処理又は解決するまでは、それが心の重し(=ストレス)となり、心はアンバランス状態(心の天秤は傾いたまま)に陥る事になります。

これは、依頼する側も同じで、仕事を依頼した相手からその仕事の結果を受理する迄、依頼者にとっても「未解決事案」を抱える事となり、その間、依頼者の心はアンバランス(ストレス)を抱える事になります。

つまり、仕事の依頼と受理の場面は、心のアンバランスを生む局面なのです。

この局面で生まれる「心のアンバランスの大きさ」は、依頼者の方が大きくなります。何故ならば、依頼者は仕事を依頼した時点から、その仕事は依頼先の人のコントロール下に置かれ、自分ではコントロール出来ない物になってしまうからです。つまり、依頼者は仕事を依頼した時点より、いつ終了するか分からない仕事完了報告の「待ち人」化し、その間「心にアンバランスを抱える」事になるのです。

このケースで、最も注意しなければならない事は、「心のアンバランス」は時間の経過とともに拡大・悪化する事に有ります。何故悪化するかと言うと、自分がコントロールできない物に対しては、人はどちらかと言うとネガティブになり易い傾向にあるからです。

例えば、依頼した仕事に関する報告がないと、「自分の仕事は無視されている!のでは無いか?」又は「後回しされているのでないか?」、「遅くなるのは私を軽んじているのではないか?」などと、ついネガティブマインド思考に陥り、依頼先の人に対して変な疑いを持つなど、不要な妄想を抱いたりして、ストレスを大きくしてしまうのです。

当然、頼まれた人からの結果報告が遅くなればなるほど、待つ方はストレス度合いを深めていく事になります。

仕事の依頼者としては、仕事を受けた側の人の仕事が遅れる事情は知る事が出来ないので、「完了報告が来ない」と、依頼者の心には不安・不満が芽生え始めます。そして、それにより誘発される依頼者の「イライラ=心のアンバランス」が、依頼を受けた人への不満・不信へと転化・拡大されて行くのです。

そして依頼者の心の中は次第にネガティブなスパイラルにはまり、依頼者の「心のアンバランス」は大きくなってしまうのです。その結果、遅れからくるイライラを作り出した仕事を受けた人に対し、悪感情を募らせていく事になるのです。

故に、仕事を依頼された者は、仕事の依頼者が、仕事を依頼した時点で「心のアンバランス」を生じている事を理解し、依頼者が「心のアンバランス」生じさせない様、気配り(メンタルケア)をする必要があるのです。

相手の心にアンバランスを作らないメンタルケア

相手の心にアンバランスを作らない方法(疑念を起こさせない方法)については、下記する三つの習慣が大事と考えています。

①一歩先んじる報連相「=報告・連絡・相談」をする。

人を不安にするのは、情報が無い事が最も大きい原因と考えています。「報連相!」言い古されている言葉ではありますが、報連相は「相手の心にアンバランス」を作らせない有効な手段です。というより、報連相は、報連相を受ける立場の人に対するメンタルケアの為に作られた物ではないか?…と思えるほどです。

報連相で注意すべきは、依頼をした上司(又は顧客など)から例えば「○○君。アレはどうなったの?」という質問をされる事です。この質問をする前に「上司(依頼者)は依頼した仕事がどうなっているのか?情報が来るのを我慢して待っている」という想像力を持たねばなりません。

この質問をするまでに、上司の「心のアンバランス」は拡大しており、「心のアンバランス」に耐えきれず、やむを得ず質問をしたという事を理解する必要があるのです。結果として「上司の心の中では、こいつは気が利かない奴」という烙印を押したという事なのです。

大切な事は、相手の「心のアンバランス」が膨張する前に「最低一歩先んじて」報連相する事なのです。それが、相手の「心のアンバランス」を考えた上でのメンタルケアとなるのです。

相手の頭の中に生まれる「感情や想い」を想像してください。

そして、一歩先んじる「報連相」は、相手の心に「アンバランス」を起こさせない有効な手段と考え、信頼される人間関係を作り上げる為に、大いに活用して欲しいと思います。

②仕事のスピード(早さと速さ)を上げ続ける。

仕事のスピードアップで時間を味方に付けましょう

仕事には、三つのスピードが有る。…仕事の遅れは信頼の危機、常に感謝のスピードで仕事が出来るよう様に仕事の仕組を工夫し、改善して行きましょう。

「相手の心にアンバランスを生ませない!」一番の方法は、仕事のスピードを上げる事!と私は考えています。依頼者が予想するより(サプライズ感を感じる程)格段速く、依頼者に仕事の結果を届けると「あなた」の評価は上がり、信頼されている事を実感できるようになります。

1)不満のスピード(遅い)

仕事の遅さは、上記で説明したように依頼者(上司・顧客)の心に不安と要らぬ妄想を生み、仕事を受けた相手(あなた)にたいする不満・不信に繋がっていきます。そのうえ仕事が遅いと、この感情のやり取りなどを含め、要らぬやり取りも増え、貴重な時間の無駄使いをする事にもなります。仕事の遅さは人間関係を毀損させ負の循環を作り出します。その事に、是非気付いて頂きスピード化にチャレンジして頂きたいと思います。

2)普通のスピード

多くの人が行っている仕事のやり方となります。いわゆる「可もなし不可もなし」という評価を受ける仕事のスピードです。大変惜しい!ひょっとすると危険!と言える仕事のやり方です。何故ならば、依頼者の印象に残らないからです。そういう「あなた」は、いつしか淘汰される運命にあると自覚しなければなりません。普通という事は、誰にでも代替可能という事なのですから。

インパクトを与える!爪痕を残す!…まるでひな壇芸人の様ですが、生き残る為には、求められる自分になる事が大切です。→それには普通で良いと達観せず、自分の特徴やスキルを磨き、価値を届けられる自分になる事を目指すと共に、仕事のスピードの速さで人を魅了出来る人になる必要が有ります。

3)感謝のスピード(早くて、速い)

仕事の「早さと速さ」は、相手の心に「こんなに早く!」とサプライズ感を生みます。そして、そのサービスを受ける回数が増えると、その満足感をくれる「あなた」対し、感謝の気持ちが芽生えて来るのです。スピード感に溢れる仕事を受け続けた人々は、いつしかそんな「あなた」に魅了され、「あなた」のファンとなる人が増えて来ます。当然、その為には、相手の気持ちを読み取り、常に「早くて、速く」なる準備を怠らない事が必要になりますが、それ以上の見返りが有る事を、実際に試して実感してみてください。

まずは「依頼された仕事に即対応!」し、仕事の処理・返答スピードを上げて対応する事を実践してみて下さい。数をこなす内、自分の信頼度が上がっていく事を実感できると思います。

③:謝る事に躊躇しない

どんな人にも仕事に失敗は付き物です。特にチャレンジグな人には多くの失敗が付きまとう物、と覚悟を持つ必要が有ります。でも、ピンチはチャンスと言われる様に、その事はプラスに転換する事も可能なのです。それが『ご迷惑を掛けました。…と迷惑をかけた人に素直に「謝る事」』です。

ここでも早さが大切で、要らぬプライドを捨て、誠心誠意謝ることで、傾いていた「相手の心のアンバランス」を解消させる力となります。そして、その早い対応が、逆にあなたの評価を上げることにも繋がっていくのです。素早く謝る勇気を持ちましょう!

*自分のどんな言葉や対応により「相手の心のバランスは崩れるのか?」をまず観察しましょう。そして相手の心のバランスを見極められる様になりましょう!。「相手の心にアンバランスを作らない」言動が出来るようになれば、人間関係は必ず良化する。そう私は信じています。

その為にも、とにかくどんな仕事であれ、依頼されたことに対しスピーディーに対処ができる「仕事の仕組み作り」に取組み、常に「早く、速く」出来る工夫を重ねていく習慣を持ちましょう!

相手の心のアンバランスに気付き、ケアしましょう!

この考え方は、仕事だけでなく家族や友人など、あらゆる人間関係に当てはめて対処する事が出来ます。常に「相手の心のアンバランスを見る」という視点で自分の言動の結果を振り返り評価していけば、自分の考え方や言動の何処に問題が有るのかも見えて来ます。

そして、「相手の心にアンバランスを作らない」ことが出来るようになれば、職場でも家庭でも円満度が高くなり、よく聞く定年退職を迎えた機会に奥様から離婚を切り出されるなどという、悲しい結末を迎える事は無くなると思います。

より的確な人への感情対応が出来るように成長する。それが「相手の心にアンバランスを作らない」という価値観の目指す処です。

いかがですか?もし賛同できると感じたならば、是非この方法を一度試してみて下さい。

関東では台風14号が、夜中に通り過ぎて、大きな被害はなかったようです。
でも残念な事に、全国的に見ると犠牲者はゼロとはならなかった様です。
若い時は、犠牲者に想いを馳せる事などありませでしたが、最近は何故か気にかかる様になりました。
人生の持ち時間を意識するようになったせいか、生きる時間が大切に思えるようになって来たのかもしれません。
そのせいか、理不尽と思える自然災害で、残りの時間を奪われる人々が一人でも少なくなること事を願うように成りました。

時間の大切さについて、若い時にもっと気付いてれば、もっと人生は面白く展開していたような気がしています。
自分は、ボーッと生きているのではないか?…と自分に問い掛ける事が必要なのかもしれません。

読者の皆様は、いかがでしょうか?
充実した時を過ごしておられますか?

人生は、何時なんどき、残りの人生を強制終了させられるか分かりません。
その時、”でも十分楽しんだ”と言える自分で有りたいな!
そう思っています。

2022年9月21日記

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