”想い”の見える化 「自分のやりたい事を見付ける方法」
「やりたい事を見付けること」は、簡単な人には簡単!難しい人には難しい!
この項をまとめるに当たって、そう感じております。簡単な人は、この文章を読む必要が有りません。でも、悩みまくっている人には参考に成るかと思っています。悩みでいる方を意識して記事を起こしましたので、心当たりのある方は是非一読して欲しいと思います。
まずは「1」として、前回、前々回の投稿で『”想い”の見える化「自分のやりたい事を見付ける」』意義について考えて来た事をまとめてみました。「2」からが「やりたい事探し」のまとめとなります。
1、「自分のやりたい事を見付ける」意義のまとめ
「自分のやりたい事を見付ける」ことの意義、それは「自分の個性を生かしながら、最も自分らしい生き方を”カタチ”として表現できる場所と仕事を、社会の中に確保する」こと、と言えます。
更に続けますと、その場所や仕事は、自分の好奇心とあくなき探求心を刺激してくれる存在であること。そして、その場所は、自分が最も輝ける空間であり、その仕事は関わる人々に対し役に立つ有益な価値を生み出し提供できる物、であることが狙いとなります。
このブログの中では【「やりたい事を見付ける」ことは、『今生きる社会の中に「自己表現の居場所=自分を表現する舞台を見付ける事」』】と定義しました。
この舞台を自分の最大のエネルギーを傾けてきらびやかな舞台に仕立て上げ、その舞台で自ら脚本家・監督・主演者となり、自分という個性が創りだすストーリーを表現し演じ切る。
そして、このステージを通じて自分の追求する”想い”を実現させ、人に価値として供給、貢献していく。その価値の供給結果として、対価(生きる糧)を得て生計を維持していく。そして、この「創造価値の供給」と「生計維持」という車の両輪の上に乗り人生を走っていく。
「やりたい事を見付ける」ということは、「自己表現・自己実現の山頂に登る」為に踏み出す一歩目。…こんなイメージで捉えています。
2、自分のやりたい事を「やりたい事探し進捗ループ」のステップを踏んで探す
「やりたい事探し進捗ループ」とは、私が考える「やりたい事を探すステップ」をループ型に配置した表の事です。この表のステップに従って説明をしていきたいと思います。
私は「やりたい事を見付ける」には、まずはその目的をしっかり把握する事が大事と考えています。何故なら考えが迷い込んでしまった時に、明確な目的が灯台となり、目的に照らし合わせて起動修正する事が出来ます。(1)の動機の明確化と(2)ビジョンの作成は、考え抜いて言葉にしましょう。
(1)動機の明確化
まず『やりたい事を見付けたい」と思ったキッカケ、その動機を明確化(言葉として見える化)しましょう。
どうして「やりたい事を見付けたい」と思ったのか?その動機を明確化する事は、その後の進路を探すのに多大の影響を及ぼすと、私は考えています。何故ならば、「やりたい事を見付けたい」という欲求は、裏を返せば『心の中に、「やりたい事をしていない」現状の自分に対する不満”』を感じているからこそであり、その不満が生まれた動機にこそ達成したい「想い=ゴール」が隠れているからです。
①:問いを立てる
何故、「やりたい事を見付けたい」と思ったのか?、下記「自分への問いの事例」を参考にして、「何故?何故?何故?」…と、動機が見えて来るまで、「自問自答」を繰り返す(トヨタ方式で5回ぐらいまで深掘りする)事で、自分の中の隠れた動機(”想い”)を探り出しましょう。
【問いの参考事例】
・自分は、現状の何に「不満」を感じているのか?
・自分は、現状の何に「不安」を感じているのか?
・自分は、現状に何が「不足」していると感じているのか?
・自分は未来に「何を望みたい」のか?
・自分は、未来に「どう成りたい」のか?
・自分のLifeStileは、未来に「どう在りたい」のか?
②:自分の動機が指し示す”望み=想い”を言葉にし、そして自己宣言しましょう
「これが自分を動かす動機」という事が見つかったら、その動機が指し示す”望み=想い”を明確に文字に起こす事が大切です。文字で明確にする事で、進むべき方向性を自分に自覚させ、何を選択すべきなのか?成果(やりたい事が見つかる)が出るまで、判断の”モノサシ”となってくれます。常に迷わず進められる様に、それを「自己宣言」として、壁など常に見る機会のある場所に成果が出るまで貼りだしましょう。
*【自己宣言の言葉の例:ボーッと生きず、ワクワクし価値ある時間を生きる!】
(2)未来に在りたい姿「ビジョン」を策定する
不満や不足という感情が生まれる原因は、「自分の心の中にある、在りたい姿(being)」と「今の自分の現在地」との「落差」を感じているから生まれるのです。そしてこの落差を明確化するには、まずはより具体的な「未来に在りたい姿=ビジョン」を考えて、言葉にする事が必要となります。望むビジョンが見えてこそ、そこに至る道としての「やりたい事を見付ける」ための選択肢も浮き上がります。順番としては、目的である自分のゴール(ビジョン)に向けて、その目的を達成する手段として「やりたい事を見付ける」ことと成ります。つまり「やりたい事を見付ける」事は「目的」ではなく、ビジョンと現状の落差を埋める具体的な「手段」を見付ける事と理解しましょう。
*尚、「ビジョンとは:将来のあるべき姿を描いたもの。将来の見通し。構想。未来図。未来像。」の事です。
【問いの例】
・自分が最も大切にしたい事はなにか?
・自分はどうなりたいのか?
・自分はどんな生活を送りたいのか?
・自分は何を望み何を成し遂げたいのか?
・自分はどんな人生を送りたいのか?
…と自分に問い掛け、自分はどんなライフスタイルを送りたいのか、行動の起点であるゴール(ビジョン)を設定しましょう。
*答えは自分の中にしか有りません。自分への問い掛けで自分の心の中を覗き見て、言葉に紡ぎ出してみましょう。ただ、人間は、その後の学びや体験により変化します。調査する時点での”想い”で書き出しましょう。
*5~10年後の未来に在りたい姿、夢をイメージして考えましょう。
尚、どうしても思い付かない人は、一旦おいて次に進みましょう。
このブログを手掛ける際、私は、ライフスタイルゴールとして「フリーエージェントの仕事のスタイルを確立し、余裕が有りかつ豊かなライフを送る」というビジョンを設定し、ブログをスタートしました。
ビジョンは、目指す「フラグ(旗)」となります。そして、浮かんだ案件が「本当にやりたい事」なのかどうかを見極める「モノサシ」ともなります。判断に迷いが出た時、ハードルの高さに心が負けそうな時、目指すビジョンが初心を甦らせ、前に進める行動のガソリンになってくれます。
最終的でなく、仮置きでも構わないので、ビジョンを描く事にチャレンジしてみて下さい。
(3)やりたい事探し「やりたい事を見付ける」判断材料をそろえる
「やりたい事を見付ける」際には、判断する資料が有った方が良いと考え、下記①~③の三つの参考資料を用意しました。そして皆様のワーク協力で作られる資料④が揃った所で、再度、⑤以下の「やりたい事を見付ける」ワークに取り組んでみて下さい。
①:資料1:「やりたい事を見付ける」には旬な時期を逃さない
思い立った時が吉日。何時やるの?→今でしょ!なのですが、やはり「やりたい事を見付ける」には旬な時期があると、私は考えています。人生には未来を決める節目となる時期が訪れます。その時期を見逃さず、自分と向き合った人が「自分のやりたい事」を見付けられる。と考えています。
「自分のやりたい事は何か?」という視点を持ち続けられれば、その視点で情報に接するので、仕事の意味を深く理解すようになり、その後の体験を「自分のやりたい事探し」に生かす事が可能となり、周囲を説得する力も持てる様になります。でもその視点を持たず、ボーッとして生きていては、「やりたい事を見付けられず」それこそ”惜しい人生”を送る事になります。
その節目が訪れる時期について、一般的な人々については下記のように考えています。
第一の節目…小学校を卒業し、中学校に進む時です。…まだまだ早いと思えますが、運命的な出会いで「好きな事」や「得意な事」そして「憧れ」と出会った人には、何処に進学するか選別を迫られます。スポーツ選手の様に、若くして始める事が必要な人が該当します。
第二の節目…中学校から、高校に進む時です。…この時期から、未来に何をしたいのか?という自分への「問い掛け」を周囲からも促される様になり、未来の仕事や自分を見据えた実質的選別が求められます。
第三の節目…高校を卒業し、就職、専門学校、大学と枝分かれする時期です。…多くの人は、この選別で未来が決まり始まります。経験の少ない時期ですから、的確な選別するには、卒業時に考えるのでなく、もっと早くから考え始める事が望まれます。
第四の節目…最終学歴を終え、就職先を決める時です。…人生は長いので、この選別が全てを決する訳では有りませんが、私の様にその選択で40年も過ごしてしまうような、重要な選別の節目となります。
第五の節目…28歳から32歳ぐらいの時期に自分への問い掛けする時期が再び来ます…仕事にも慣れ、仕事の好き嫌い、自分への評価やその評価を前提にして見えて来る未来、そして色々な経験も含め。自立しているからこそ見えて来る世界の姿から「このまま続けて良いのか?」という疑問を自分に投げかける大きな節目となります。
第六の節目…50歳前後となり人生の旬な時期が過ぎ、定年を意識し始める時期です。…新たな何かを始めるには、精神的・体力的に、そして子供も自立が済んででいる時期と条件もそろい、最終便かと考え、そこまでやって来た仕事を終え、新しい人生を試してみたいという気持ちになる節目がやって来ます。
第七の節目…サラリーマンであれば65歳前後の定年を前にして、最後と思われる節目が来ます。…死が視野に入り、何かやり残しているのではないか?という気持ちに襲われる時です。自分で自分を縛り付けている思考の鎖を解き放ち、隠されている気持ちに気付き、新しい事にチャレンジするチャンスとなります。
いかかがですか?、節目は色々な環境条件がそろい、考えるエネルギーが高まり易い時期です。この時期を逃さず「やりたい事」を見付けたいものです。ただ、この節目でない時でも、色々な情報に触れる事で、気付きは生まれます。「訪れるチャンスは逃さない!」という気概を常に持って過ごしたいものです。「気が付いた時には定年を迎えていた」…残念ながら、それが私です。皆様は、そうならない様に節目を上手に使って自分が没頭できる「やりたい事」を見付けて下さい。
②:資料2:すでに「やりたい事を見付けた」人々が動いた動機、その動線と入口を確認する。
やりたい事を見付ける「きっかけ」は、人それぞれで多様性があると思います。でも、やりたい事をしている人はどんな形で見付けて来たのか?、カテゴリー的にとらえて考えるのも役に立つと思い、やりたい仕事にたどり着く導線と入口をまとめてみました。今の自分がどんな立ち位置にいて、どんな入口が有るのかを知ることは、や りたい事を見付ける上で参考に成ると思い編集してみました。
自分には、「やりたい事を見付ける”どんな入り口が有るのだろう?”」と自問自答しながら、参考例を確認してください。
a:心を揺さぶる感動する出会いや、あの様に成りたいという憧れから始まる。…漫画ヒカルの碁を読んで、自分もこんな風に何かを一生懸命やりたいと思い囲碁のプロになった鈴川初段。同様に本やTVドラマ、生のスポーツや演奏などを見て感動や憧れを抱き、それをキッカケとし一生の仕事にした人は多くいます。
b:好きの延長線上でプロになった。…子供のころから好きな事を続けた結果、プロサッカー選手になった中田元日本代表選手など、スポーツ以外でもTV番組の子供博士のように、好きやマニアの延長で一生の仕事を見出した人が多数います。
c:人から仕事のチャンスを頂いた。…今旬な男優の中村倫也さんは、スカウトされてこの業界に入ったそうです。他に高校の文化祭で声を掛けられ歌手としてデビューする事になったなど、あらゆる分野で人に才能を見出されて一生の仕事を見付けている人が多くいます。
d:人を助けたい、人の役に立ちたい、人に喜んでもらいたい、という想いから始めた。…TV番組で、地域医療の必要性を感じ、地方で倒れかけた病院を再生する事に尽力する人を紹介していましたが、人を助けたい、人の役に立ちたい、そして人に喜んで貰いたい、という想いを動機として仕事を決める人は大勢います。
e:今ある環境や資産を生かした。…全国の品評会で、最高位とされる農林水産賞を鰹節で受賞した瀬崎雄介さんは、家業である鰹節業を継がず、映像の世界に進んだが、実家から送られてきた「鰹節」を周りに配った所大反響があり、映像の世界で無くても家で鰹節を作っても、人を喜ばすことができるんだと思い、実家に戻り家業を継ぎ鰹節職人となったそうです。主に家業を継ぐという選択ですが、始めは意にそぐわない事が有ったとしても、やっている内にその面白さや社会への貢献、文化の継承など有益性に目覚めて、「やりたい事」に昇華していった人が多くいます。
f:「社会の問題を解決したい」という使命感から始めた。…地球温暖化危機に声を出し立ち上がったグレタ・トゥーンベリさんのような方、廃れて行く中小企業を助けたいと「造る企業と使う企業をマッチング」する企業を立ち上げた方など、社会の危機を救いたいという使命感から始める人も大勢います。
g:新しい技術の誕生に可能性を見いだして仕事を始めた。…堀江貴文さんは、インターネットに可能性を見いだし20代前半に「オン・ザ・エッヂ」という会社を起業したそうです。変化の激しい現代だから、これから進化するだろうAI、VR、ロボット・量子コンピューター技術、宇宙産業技術など、最先端技術にビジネスの可能性が大きく広がると予測されます。
h:時代の変化による業態の変化に新たな可能性を見出して、始めた。…物が少なく大量生産が要望された時代より、溢れた不要な物に執着し心の自由を奪われる、こんな現代環境を改善する「愛称”こんまりさん”の捨てる整理術の誕生」など、時代の変化に伴い、変化する環境から生まれるニーズに合わせ、新たな仕事を起業する人が多くいます。
i:自分の抱く目的の手段として仕事を考え、自分の資質から仕事を選ぶ。…コメディアンの萩本欽一さんは、お母さんを楽にしてあげたいからお金持ちになろうと考えたそうです。その為、中学で野球をやったがプロには無理だと分かり、そこで「自分の顔を見たら俳優にはなれない、でもタレ目だからお笑いかな」と思い、手段として仕事を選んだそうです。…明確な目的(動機)が有れば、実現する為に最適手段として仕事を選ぶことは、その目的(動機)がエネルギーとなるので、チャレンジする価値のある仕事になるのだと思います。*尚、萩本さんの話は、「TV番組あちこちオードリー」で関根勤さんが話された内容から抜粋しています。
j:新たな仕事と「出会えるチャンスのある場」の会員となり、やりたい仕事と出会う。…北海道・大樹町のエンタメパン屋「小麦の奴隷」代表の橋本玄樹さんは、堀江貴文さんの著書と出会い、そこで紹介されていた堀江貴文イノベーション大学校(HIU)に入会し、その会で、前からやってみたいと思っていたパン屋の企画というチャンスがあり、自ら手を上げてパン屋「小麦の奴隷」のオーナーになる事が出来たそうです。結婚相談所に入会して伴侶を見付ける様に、自らチャンスの場を調べ、入会などをして自分の運命を切り開く、積極的アプローチ方法で「やりたい事」を見付ける人も多くいます。
③:資料3:「やりたい事を見付ける」上での必要な心構えを考える。
チャンスをチャンスと認識できないと「やりたい事」は掴む事が出来ず、手指の隙間からすり落ちる。チャンスをチャンスと認識できる力は「何としてもチャンスを見逃さない」という積極的な心構えで、日々を過ごす事で生まれて来ると考えています。「自分には意思と覚悟が出来ているのか?」を見つめ直しましょう。以下は、色々な記事を読みながら感じた「やりたい事を見付けた人達」の心構えをまとめてみました。
a:抱いた”想い”を実現するまで諦めずに持続させる心を持つ。…感動の出会いや憧れは、誰しも一度は何らかの経験があるのではないでしょうか?でもそれを実現まで持ち続けられる人は、ごくわずかなのだと思います。TV番組「逆転人生」で飛行機のエアレースで世界一になった室谷義秀さんのドラマを見ましたが、よくぞここまで多重の苦難を乗り越えて成果に結びつけたな~。…という感想を抱きました。
何らかの出会いから芽生えた”想い”を忘れ去ったり、諦めたりせず、「実現すべきやりたい事」として心に持ち続けてこそ、”カタチ”としての成果を得られるのだと感じます。
b:チャンスを嗅ぎ分ける積極的好奇心を持つ。…ノーベル賞の受賞が決まった真鍋さんは、「こんな大きな結果を生むとは想像していなかつた。好奇心が原動力になった」と話されています。好奇心をバネにして隠されている謎解きにハマり、追求する事が、結果的に「やりたい事を見付ける」事につながり、運命を変える成果を生むことに繋がるのだと思います。
c:自ら行動する意思と覚悟を持つ事。…新しい何かを始めないと、現実は1mmも動きません。やりたい事を実現した人は、必ず障害を乗り越えるべく自ら行動します。そして、自ら行動する意思と困難を乗り越える覚悟があってこそ、自分の気持ちと素直に向き合え、本当の”やりたい事”をすくい上げ、実現させる選択をすることを可能とさせます。
チャンスというものは、想定外の時にやって来る。そしてチャンスには前髪しかない。チャンスが訪れた時、一瞬の迷いもなくつかみ取る勇気と覚悟という心構えがないと、チャンスを見逃しそのチャンスは二度とは訪れない。「私なんて!出来っこない!」という自分に対する後ろ向きで、否定的思い込みは「心のブレーキ」となり、やりたい気持ちを封殺します。縮こまる心を好奇心という積極的エネルギーで解放しましょう。そして自分の可能性という門戸を自分で開きましょう。
④:資料3:自己理解を進める
「やりたい事を見付ける」ためには、「自分はどういう人間なのだろうか?」という自己理解の下で進めて行く事が欠かせないと考えています。でも、意外と自分の事は「分からない!知らない!」そう感じませんか?。「自分で考える自分」という存在は、幾多の経験とその解釈で作られた沢山の「”思い込み”というバイアス(思考・判断の偏り)」に包まれていると考えています。それを比喩的に言うと「特殊な自分色のレンズを掛けて自分を見ている」状態といえます。どうしても判断には感情が働くので、見たい物だけを見て、見たくもない物は見ないという風になってしまうのです。最悪は事実をネジ曲げてでも、自分に都合よく解釈する場合もあり得ます。
この色付きレンズを出来るだけ排除し、自分の進む道を探し出すには、出来るだけ過去・現在の事実を書き出して、自分を評価する事が必要と思っています。では、「その事実や想いをどうやって集めるのか?」どう自己理解を進めるべきなのか?
それには、「やりたい事を見付ける」為に必要な三つの要素「好きな事、得意な事、大切な事(価値観)」のそれぞれについて、自分に問いを掛け、その答えを見る事が良い方法と学んできました。
この問いについては、良く考えられた「過去の書作物にある問い」から引用をお願いしたいと考えています。その書物とは、2021年1月23日に本ブログで公開した 第一回目の書評でも有ります『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 著者:八木仁平』という本です。読んでおられない方は、是非とも読んで頂くと、引用する「問い」も含め、大いなるヒントを得られると思います。尚、三要素の問いのページは、参考本のP99~、P131~、P155~に有ります。
この三要素「自分は、何が好きで、何を得意としており、何を大事にしているか=価値観」への問いに対する自分の回答を出し、それをキーワード化し、それぞれを掛け合わせる事で、潜在していて「自分には見えていない自分の方向性や可能性」を、浮かびださせる事が出来ます。
どうも自分の気持ちが分からない、「やりたいことを見付ける」アプローチ方法がかいもく分からない、とお悩みの方は、この本の「やりたい事を見付け出すワーク」を是非やってみて下さい。少なくとも『「やりたいことを見付ける」ために必要な自分の持つ要素』=自己理解が深まる事は、間違いありません。
*自分が上記のワークを試してみた結果、浮かび上がってきたのが、自分は「以前から、人が仕事する際に必要とする便利な道具を考え・準備して、提供するのが好きだった」という”気付き”でした。『これって、「便利な道具=思考」と置き換えて考えると本ブログが目指している事だな!』…という印象を得ました。
⑤:ゼロベースに立ち、改めて「やりたいこと」は何かを問いアイディアを出す
上記致しました書籍『「やりたいこと」の見つけ方』で、「やりたいこと」=好きなこと×得意なこと、「本当にやりたいこと」=好きなこと×得意なこと×大事なこと(価値観)」と定義していました。つまり、「好きと・得意と・自分が大事にする価値観」を合わせ持った対象が「やりたいこと」をあぶり出す事につながる。…と私は理解しました。
上記、「本当にやりたいことの定義」を参考として「動機確認・宣言→ビジョン作り→自己理解」までの確認・ワークの後、書き出したビジョンを実現する為に、どんな手段(自分には何が出来るのか?)が考えられるのか?を、改めて自分の気持ちを白紙のゼロ状態にして、再度自分に問い掛けて、答えを出す事にチャレンジしてみて下さい。
a:自分は、本当の所、何がしたいのだろう?
b:自分は、何を作り出し、世に出したいのか?
C:自分は、どんな生活を送りたいのか?
D:自分が、求めている事は何か?
E:自分には、どんな可能性があるのか?
F:自分は、どんな事に極めたい好奇心が疼くのか?
G:自分は、どんな事をする時にワクワクするのか?
これ等の問いに自問自答しながら、自分の気持ちを深掘りし、どんなジャンルで、どんな課題に取り組みたいのかアイディアを出して下さい。
(4)気付き、発見を大切にする
リンゴが落ちる現象が宇宙でも起きているのでないか?という気付きから、万有引力の法則を導き出したニュートン。鰹節を近所に配り喜ばれたことから、鰹節の力に目覚めた瀬崎雄介さん。「やりたいこと探し」を続ける事で、”気付き”や”発見という新しい視点(切り口)、新しい感覚で、事象を見られる時が有ります。そいう心を揺さぶる感触を得た時は、その事を大事にしましょう。
実は、本ブログ「実現力思考」を私が始めるキッカケは、ある時訪れたこの”気付き”に有りました。
このブログを始める以前は、ブログをやりたい気持ちは有りましたが、内容的には「時間の使い方」に的を絞ったブログを作ろうと考えておりました。そこで、公開する文章の説得力を付ける為の体験として、自分の身の周りの整理、仕事のやり方の整理などを通じ仕事のスピードアップをし、自分の時間を作り出すという課題を設け、実績を積む為に改善を進めました。そしてその結果、時間の余裕が生まれて来ました。
しかし、「この時間を使って何をしようか?」と考えた時、「あれっ!何に時間を使うかを考えていなかった」事に気付いたのです。「時間は何に使うべきなのか?」と自問した所、時間は「”想い”を実現する為に使う」のが本筋ではないか?という「私にとっては大切な気付き」に繋がりました。
この考えを進めた結果、時間の使い方、仕事の進め方のフレームワークなどの思考法など、多くのノウハウは「”想い”を実現する」為の手段であり、目指す目標ではない。目指すべきは「”想い”を実現する」事にこそ有る。その為に一歩でも速く想いを実現させる「実現力を付ける」事をターゲットにしたい。と思えたのです。
こうして、「実現力思考のブログ」をスタートする事が出来ました。
「やりたい事探し」で出て来たアイディアの中で選ぶ際は、何か新しい視点が有り、且つ出来るだけ自分の可能性や能力をを引き上げてくれそうな物、進めた先の未来に広がりを感じる物をチョイスしたいものです。
ただ、「やりたい事の見つけ方」は人それぞれで「刺激を受けとる感覚の違い」が有る様に感じます。でも自分に刺激や興奮を与えてくれそうな事こそ大事にすべき。…そう感じております。
(5)決める。「心が動かされたこと」それが「やりたいこと」
「やりたい事を決める」その基準とは何でしょう?私は、「心が動かされた時」と考えています。
「気付きや発見をした時」や「憧れを抱くような素晴らしいと思う体験をした時」に感情が動きます。このアイディアには何かありそうで”心がワクワク”する。”面白そう”と”心がトキメク”。この秘密を解き明かしたい!”好奇心・チャレンジ心”が燃え上がる。など「心が動いた」と感じた時が、「やりたい事を決める」決め時と決めております。
(6)最後のハードルについて
この項の書き初めに、『「やりたい事を見付ける」ことで、「創造価値の供給」と「生計維持」という車の両輪の上に乗り人生を走っていく』という表現をしました。「やりたい事」をし続ける為には、「生計維持」という経済的に成り立たせる事が必要となります。私が本ブログを立ち上げる時に掲げたビジョン「フリーエージェントの仕事のスタイルを確立し、余裕が有りかつ豊かなライフを送る」は、このハードルを飛び越える事が必要になります。これは、私のハードルであると共に、皆様にとっても最後の大きなハードルになると考えております。
残念なことに、このハードルを飛び越える知見が、今の私には不足しております。もう少し時間を頂きたいと思います。
今後は、この「生計維持」を可能とするビジネス立上げに基本的に必要な下記三つの要件…ビジネス本「1万円起業」より引用…に答えを出す事を課題として、更に思考を進めて行きたいと考えております。
①:自分の情熱と他人の興味が重なる部分で新たなサービス・製品を立ち上げる。
②:代金を支払ってくれる「顧客の発見」及び「創造」をする。
③:サービス・製品とお金を引き換える方法、支払いを受ける手段を作る。
久々に実現力記事を作りました。
何故、遅くなったのか?
その訳は「やりたい事を見付ける」という課題で記事を書く事は、少し重い挑戦だったからです。
”想い”を持たなければ、行動が始まらない。
その”想い”の中でも「やりたい事見付ける」というのは、最も重要な”想い”と感じています。
何故ならば、やりたい事を見付ければ、人生は挑戦し甲斐のある物と成る。…と確信しているからです。
そう感じているだけに、「読むだけの価値ある記事にしたい!」という気負いが生まれてしまいました。
そのせいもあってか、記事も予想以上の長文となってしまいました。
今は、書き終えて正直”ホッと”しています。
そして、この記事が、迷える方の参考になる事を願っています。
2022年4月11日記